こんにちは、管理栄養士の小玉です。
上の子の妊娠の時と同様、今回も絶賛悩み中なことがあります。
それは「貧血」です。
妊婦後期健診の際に「血糖」や「貧血」の血液検査があるのですが、今回の妊娠でも「貧血気味」と診断されました・・・。涙
確かに妊娠してから、少し活動量が多いと、息切れや動悸・立ちくらみなどのマイナートラブルも多かったなあ・・・貧血の典型的症状ですね。
妊娠前は貧血症状はなかったので「胎児に血液を供給しているので仕方ない」という事ですね。とほほ
妊婦に限らず、女性はどうしても生理などの関係で貧血になりやすいと言われています。
貧血気味ですと、なかなかやる気も起きず疲れやすいですし、本当に辛いですよね・・
対策としては、血液の成分に欠かせない栄養素の【鉄】をサプリメントで取り入れるのもいいですね。
妊婦さんですと鉄剤を処方していただけるのでそれを飲んで補給するのもアリです。
(ちなみに妊娠中期・後期の鉄の摂取推奨量は成人女性の二倍です。)
ただし、鉄剤の副作用で「便秘になりやすい」というデメリットもありますので、できれば食事で鉄を十分に摂取することが理想です。
そこで今回は、私なりの「鉄分補給」を意識した・・・・
しかし面倒なこと一切なし!のおすすめ法を二つご紹介しますね。
①乾燥ひじきをあらゆるメニューに入れる。
どういうことだ!?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、具体的に申し上げますと、例えば・・
・味噌汁やスープの中に乾燥ひじきをそのまま入れる。
・ハンバーグのタネを作るときに乾燥ひじきをそのまま入れて混ぜ込む。
・ご飯を炊くときに乾燥ひじきをそのまま入れてそのままスイッチオン。
(人参・ごぼうなどの具や、醤油・みりんもお好みで)
なんてズボラな・・と思われるかもしれませんが、この方法
【毎日、一振りするだけで鉄が摂取できる】ので本当に楽です。
しかし、数年前に日本食品標準成分表が改定された際、ひじきの鉄分量が今までの9分の1に変更になったという事実もあります。
理由は製造の釜の主流が鉄からステンレスに変わった事からきている、というのです。
しかし、日本ひじき協議会によると韓国産や中国産のひじきは100グラム当たり約47mg(国産は7.7mg)と、産地によっては鉄含有も高いとの事ですのでぜひ試してみてくださいね。
②スキレットで調理する。
一時期「ニトスキ活用テクニック」などニトリのスキレットを使ってお洒落な食卓を演出する、というのが流行りましたね!(もちろん今もですが)
インターネットで「スキレット レシピ」と検索するとおしゃれな料理が出るわ出るわ・・・
このスキレット、実は鉄分補給に最適です。
なぜなら【鍋から自然に鉄が溶け出し栄養素となってカラダに取り込まれる】のです。
特に煮込み料理なんて煮込んでいる時間、鉄が溶出するので最高ですね。
おしゃれなご飯を作りつつ、鉄分補給できるなんて一石二鳥ですね!
もちろん「鉄分が豊富な料理を三食しっかり食べる」ことができれば、それが一番の貧血予防になります。
しかしながら、日々忙しい現代人、鉄分のことばかりを考える訳にはいきません。
少しでもプラスで補給できれば・・という軽い気持ちで試してみてください!
今回もお付き合いありがとうございました。

小玉
管理栄養士、食品表示検定中級の資格を保有。給食委託会社で支配人兼管理栄養士として献立作成や栄養価計算、現場調理を経験。その後転職し、サプリメントの研究開発職、外食企業のメニュー開発、食品表示の作成等に従事。現在は、1歳の娘の育児をしながらフリーの管理栄養士として活動中。
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